【センター速報】英語分析+アドバイス | 東進ハイスクールJR奈良駅前校|奈良県

校舎からのお知らせ

2016年 1月 16日 【センター速報】英語分析+アドバイス

◆学習アドバイス

【第1問】A 単語の発音 B 単語のアクセント 
今年も例年同様、発音とアクセントのみの出題であった。形式・問題数ともに昨年からの変更はなく、Aは「下線部の発音がほかの三つと異なるもの」を選ぶ問題が3問、Bは「第一アクセントの位置がほかの三つと異なるもの」を選ぶ問題が4問であった。発音問題、アクセント問題とも基本的なレベルであった。
【第2問】A 文法・語法・語彙 B 整序英作文 C 対話文中の英文完成
Bの問8で選択肢のAが4つとも違う語になった点を除けば、昨年と同様の出題形式で、Aが文法・語法・語彙問題、Bが整序英作文、Cが対話文中の英文完成問題であった。昨年、新形式として出題されたC問題は、今年は形式面で驚いた受験生は少なかったと思われるが、(A)(B)の対になる選択肢がやや紛らわしく、迷ってしまった受験生が多かったのではないか。第2問は全体的には標準的な難易度であった。
【第3問】A 対話文の空所補充 B 不要な文の選択 C 意見内容の要約
例年通り、文脈から正解を選ばせる問題で、形式的には昨年を踏襲している。Aの対話文の空所補充問題は、空所の前後から判断すれば正解は自ずと決まるが、選択肢を全部よく読まずに飛びついて間違えてしまった受験生もいるかもしれない。Bは具体的な事例というよりも観念的な話題であったので、受験生は解きづらく感じたであろう。Cはすぐに正解とわかる選択肢が少なく、消去法を頼りに解いた受験生も多かったのではないかと思われる。第3問は文脈把握問題としては標準的と言えよう。
【第4問】A 図表を使った説明文読解 B 説明文書などの読み取り
問題形式に昨年から大きな変化はなかった。Aの題材はアメリカ合衆国における果物の輸入に関するものであったが、設問は昨年同様4問で、グラフにあてはまるものを選ばせる問題や、本文の主題を選ばせる問題、最後のパラグラフに続くトピックを推測させる問題も踏襲された。問題文・設問ともに標準的と言える。Bは美術館に関するウェブサイトの読み取り問題で、設問数、設問形式とも昨年同様である。選択肢に紛らわしいものはないが、ウェブサイトに書かれた条件を注意深く読み取る必要がある。
【第5問】物語文の読解
配点・設問数は昨年と同一であったが、ここ数年の出題形式であった複数の文書の読解問題から出題傾向が大きく変わり、単一の物語の読解問題となった。これは、昨年の追試とほぼ同様の出題傾向で、2007年まで第6問として出題されていたものとほぼ同じ内容・形式である。文章の内容は、語り手が一流のシェフとなったおじのジョンの子供時代を述べる部分が中心を占めるが、最初の段落と最終段落では過去ではなく現在の話が語られている。しかし、文章自体は平易でわかりやすく、設問にも紛らわしい選択肢はほとんど見られなかった。
【第6問】説明的文章の読解
オペラの歴史と現在オペラが直面している諸問題について論じた文章を素材とする長文総合読解問題。形式的には従来とほぼ同じ内容一致問題で、本文の語数は昨年より約100語減った。設問別に見ると、Aでは指定されたパラグラフに関するオーソドックスな内容一致問題が4問、本文全体の主旨を問う問題が1問で,昨年の単語の意味を推測する問題が下線部の説明問題に変わった。Bは6つのパラグラフの内容をまとめる見出しを問うもので、従来通りの形式であった。総じて言えば、本文と設問のレベルは昨年と同じく標準的で、A問2のworthとpayを読み違えなければ,比較的高い正答率が得られたと思われる。

◆学習アドバイス

センター試験の英語では、発音・アクセント・文法・語法・語彙・英作文・口語コミュニケーション・英文読解からなる6題の大問を、これまでに得た英語の知識・情報処理力・読解力を総動員し、得点につなげることが求められます。80分という制限時間内で高得点を狙うには、基礎学力である語彙・文法を完全な知識として身につけた上で、読解力を鍛錬することが必要です。こうした力は一朝一夕に付くものではなく、日頃から英語を日常生活の中で「読み・書き・聞き・話す」時間を出来る限り増やすことで総体的な英語の力を高め、さらに演習量を多く積むしか対策はありません。つまり、盤石な基礎力を身につけた上で、何度も予行演習を繰り返すことで本番で結果を出せるのが、センター試験なのです。次年度以降、問題構成が多少なりとも変更されても、どんな問題にも対応できる確実な英語力を養いましょう。以下、分野ごとの対策を参考にしてください。
(1)発音・アクセント
発音・アクセントはセンター試験の問題の中でも比較的正答率の低い大問です。この分野では発音・アクセントの規則やパターンなどを体得することが不可欠です。学習対策としては、英文を音読する習慣を大切にしましょう。英単語を暗記する際には、ネイティブ音声教材を利用して音読し、単語の意味だけでなく、正しい発音やアクセントを一緒に覚えましょう。また、発音・アクセントに特化した市販の問題集を一冊解くのもよいでしょう。
(2)文法・語法・語彙
文法・語法・語彙問題については、英語の基礎学力を試す問題が万遍なく出題されます。対策が比較的おろそかになりがちなのが、単語・熟語・類語の用法など語彙や語法に関する分野です。センター試験では、語彙に関する問題が文法と同程度かそれ以上の比重で出題されるということをしっかり認識して、日頃から語彙力・語法の強化に努めましょう。
(3)英作文
整序英作文では語法・文法・構文の知識を、問題を解く上で正しく運用する力が試されます。日頃から、主語・述語・修飾関係などの英文の構造に注意して学習し、標準レベルの例文を音読してしっかりと身につけましょう。またセンター試験の過去問などをたくさん解き、問題形式に慣れておきましょう。
(4)口語コミュニケーション
会話問題では、会話の場面・話題・発言の意図・会話全体の流れなどを正確につかむ力が求められます。実際の会話におけるコミュニケーション力の素地をつくることにも役立ちますので、会話でよく使われる基本的な応答表現や慣用表現の知識を日頃から増やしていきましょう。
(5)英文読解
センター試験では、制限時間内で数多くの英文を読み解く力が求められます。センター試験の英文には難解な語彙や構文は出されませんが、制限時間内で正確に文章を読み問題を解く力、つまり速読速解力を高める訓練が必要です。語句や表現の意味が問われる問題では、文脈からその意味を推測する力が試されます。図表と説明文を結びつけて答える問題では、情報処理能力が求められます。長文読解問題では、パラグラフごとのテーマを把握し、その論理展開を見抜く力を養うことが重要です。また物語文の読解では「行間を読む力」がポイントになります。
センター試験の過去問を始めとして、内容を理解した英文を音読することを習慣化し、英語を英語の語順で理解する力をつけることで、大きく読解力が養われるでしょう。学力の伸びを確認するには、東進の全国統一高校生テストを含めて年6回実施されるセンター試験本番レベル模試を活用して、弱点の発見とその補強に努めましょう。総体的な英語の力を高め、本番直前まで繰り返し演習量を積み、目標点に近付くよう継続して学習を進めていきましょう。