【センター速報】物理基礎分析+アドバイス | 東進ハイスクールJR奈良駅前校|奈良県

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2016年 1月 17日 【センター速報】物理基礎分析+アドバイス

 ◆設問別分析

 【第1問】小問集合
第1問は、物理基礎のさまざまな分野を扱った小問集合であった。問1は2力の合成に関する問題。問2は発電におけるエネルギー変換の組合せ問題。問3は大気圧と水圧、空気の圧力の関係を考える問題。問4は自由端反射による波の合成に関する問題。問5は磁石による電磁誘導に関する組合せ問題。いずれも基礎的な内容であった。

【第2問】波動、電気
Aは、x軸上を伝わる縦波の問題である。問1は波長を読み取って振動数を求める問題であり、縦波であることを意識しなくても解答できる。問2は、与えられた縦波の横波表示グラフの変位をx軸上におきかえれば、すぐに正答を選択できる。

Bは、変圧器と送電に関する問題である。問3は変圧器を用いて変圧するときのコイルの巻数と電圧の関係を正しく理解していれば難しくない。問4は送電に関するア、イ、ウの組合せ問題であり、すべて正しいものを選択しないと正答にならないため、慎重に考える必要がある。特にイは、消費電力について正しく理解しておく必要がある。

【第3問】力学
Aは、ばねに押し付けた小物体がなめらかな水平面上と曲面上を運動するときについて考える問題である。ばねの弾性力による位置エネルギー、運動エネルギー、重力による位置エネルギーについて正しく考え、力学的エネルギー保存則を用いれば、問1、問2とも難しくない。

Bは、空気抵抗が無視できる場合の鉛直投げ上げに関する問題である。鉛直投げ上げに関する速度と変位の式を理解し、最高点での速度を考え、変位と時刻の関係をグラフで表すことができれば、問3、問4とも正答を選択できる。

◆学習アドバイス

◆物理現象を正しく理解することを心がける
「物理基礎」は、力学、熱、波動、電磁気、エネルギーの利用などを扱います。応用的な内容は「物理」で扱うため、物理基礎は基礎的な内容が中心となります。そのため、複雑な計算はあまり必要ありません。一方で物理現象を正しく理解しているかどうかで大きく得点差がつく内容が多く出題されています。「物理基礎」の知識を身につけるにあたってまず重要なのは、扱われている物理現象について正しく理解することです。数学と異なり、物理は自然現象を扱っているため、起こっている現象を正しく理解することが重要です。教科書等には、図や写真を多用して物理現象を丁寧に説明しています。計算問題を解く前に、時間変化とともにどのように物理現象が起こっているのかについて、理解することを心がけましょう。

◆基本問題から解いていく
物理現象についての理解が深まってから問題演習を行うと、「物理基礎」に関する理解が深まります。ただし、いきなりセンター試験の過去問や予想問を解くのではなく、基本問題から始めるのが重要です。というのも、センター試験の過去問や予想問題を解く主な目的は、センター試験の出題形式に慣れたり、現状の学力がどれくらいなのかを測ったりするためであって、いずれも最終的には「物理基礎」の学力を身につけるためにつながっています。まずは、基本的な問題を解いて基本的な物理現象の理解を深め、次に標準的な問題を解いて、やや複雑な設定を複数の公式を用いて考える練習をします。

◆模試を受験してセンター試験の出題形式に慣れる
センター試験は独特の出題形式があります。物理の学力が身についたとしても、センター試験の出題形式に戸惑って実力が十分に発揮できないと、それまでの努力が報われません。例年、センター試験の「物理基礎」は、複数の答えの組合せを答える問題やグラフの選択問題など、独特の出題形式が見られます。また、「物理基礎」とそれ以外の基礎科目で合わせて解答時間が60分なので、時間配分に慣れておかないといけません。センター試験本番で実力を発揮するためにも、センター試験と出題形式や出題範囲が同じ全国統一高校生テストを含む年間6回実施される「センター試験本番レベル模試」を受験し、センター試験の出題形式や時間配分に慣れておく必要があります。もちろん、模試は受けっぱなしにするのではなく、不正解だった問題や偶然正解した問題について復習することも重要です。出来なかった問題を復習し、類題が解けるようになれば、更なる高得点が期待できます。