【センター速報】化学基礎分析+アドバイス | 東進ハイスクールJR奈良駅前校|奈良県

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2017年 1月 15日 【センター速報】化学基礎分析+アドバイス

◆設問別分析

 第1問
問1 同素体に関する正誤問題。4つの元素SCOP(スコップ)の同素体が出題された。  
問2 中性子の数を数える問題。「質量数=陽子の数+中性子の数」の知識が問われた。H~Caまでの元素の原子番号を覚えていなければ解けない。

問3 単結合のみからなる分子を答える問題。電子式あるいは構造式が書けるかがポイントであった。

問4 イオン結晶でない結晶と直線形の分子を答える問題。前半は、SiO2が共有結合の結晶であることを知っていれば解けた問題で、後半は、CH4、H2O、CO2、NH3の分子の形を覚えていれば容易に解けた問題であった。

問5 物質の三態に関する問題。三態および三態変化に関する正確な知識とともに、沸点についても正確な理解が求められた問題でやや難易度は高かった。

問6 アンモニアの噴水実験に関する問題。噴水現象が起こる原理を十分に理解しておかないと解けない。

問7 日常生活に関連する物質についての正誤問題。このような問題は今後も出題される可能性が十分にあるので、日頃から身近な化学物質や化学現象と日常生活との関わりに関心を高めておきたい。

第2問
問1 密度、物質量、濃度など、物質の量に関する計算を含む正誤問題。物質量や濃度の求め方が重要であるが、式量を使うため単体や化合物の化学式を正確に知っているかどうかもポイントとなった。 

問2 単分子膜の断面積を文字式で表す計算問題。テーマは難しいが、図を参考にすれば容易に解けた問題であった。

問3 燃焼反応の計算問題。エタノールの燃焼を化学反応式で表し、数的処理を的確に行うことが必要であった。

問4 水溶液の希釈の仕方と器具の使用法に関する正誤および組合せ問題。中和や酸化還元の実験に用いる器具とその使用法をきちんと整理していていれば容易に解ける。

問5 中和滴定と指示薬に関する組合せ問題。中和に要した液量で酸・塩基の価数を考え、用いた指示薬の色の変化で酸・塩基の強弱を考える内容で、やや手こずったかも知れない。

問6 酸化還元のイオン反応式の係数を答える組合せ問題。同じ記号には当然同じ数が入ることと、酸化剤と還元剤の電子の数を合わせることに注目すると、短時間で解ける。

問7 必要な数値をグラフから読み取る計算問題。発生した二酸化炭素の最大量から炭酸カルシウムの質量を求め、さらに反応式から塩酸の濃度を計算するやや難易度が高い出題であった。

◆学習アドバイス

◆はじめに
センター試験の化学基礎は教育課程が変わってから3回目の試験なので、過去問などの情報は多くありません。センター試験で問われる内容は、教科書や東進模試などで日頃から習得して、その形式にも慣れておいてください。

◆センター試験化学基礎の特徴
センター試験では「教科書にもとづいた内容」から「良質な問題」が出題され、例年、平均点が60~65点(理科2科目の合計)になるような問題で構成されています。知識を問うだけの問題は多くなく、出題の仕方が工夫されており、しっかり理解していないと解きにくい問題も出題されています。過去問の類似問題が出題されることもあります。

◆化学基礎の計算分野を早期に固めよう!
センター試験では60分間(1科目あたり30分程度)で問題を解かなければならないため、迅速な判断力と計算力が要求されます。センター試験の直前期になると、他教科の学習にも多くの時間を割かなければならなくなるため、物質量(mol)や酸と塩基・酸化還元の計算問題を早い時期から解けるようにしておくことが攻略のポイントです。計算問題を解く際には、本番の試験だと思って電卓を使わずに速く正確に解答できるように訓練しておきましょう。

◆模試と過去問を活用しよう!
センター試験の化学基礎の過去問は3年分しかありませんが、センター試験と同様の出題内容とレベルで構成された東進のセンター試験本番レベル模試と全国統一高校生テストを活用することで、十分に演習を積むことが可能です。受験した模試の結果から、自分の得意分野と苦手分野が明らかになってきます。苦手分野を重点的にチェックして間違えた問題は切り取ってノートに貼り、解き直すようにしましょう。センター試験ではここ数年間、過去のグラフ問題、実験問題に類似したものが出題されています。センター試験本番では解答時間が足りなくなることがないように、過去問や模試を多く解き、センター試験の出題形式に慣れておきましょう。過去問の学習は重要です。