【センター速報】生物分析+アドバイス | 東進ハイスクールJR奈良駅前校|奈良県

校舎からのお知らせ

2017年 1月 15日 【センター速報】生物分析+アドバイス

◆設問別分析

【第1問】生命現象と物質(タンパク質、調節遺伝子)
Aはタンパク質の構造やペプチドホルモンに関する基本的な知識問題、Bは調節遺伝子に関する知識問題と実験考察問題である。全体として難しい。問1~問4は基本的な知識問題であるが、すべて文章選択問題であり、やや細かい知識が必要なこともあって時間がかかるだろう。問5は、問題文の内容を整理するのと図2の意味を理解するのに時間がかかり、得点差がついたであろう。

【第2問】生殖と発生(眼の形成と誘導、重複受精と胚乳形質の遺伝)
Aはイモリの発生に関する知識問題とマウスの眼の形成に関する実験考察問題、Bは被子植物の重複受精に関する知識問題と胚乳形質の遺伝に関する実験考察問題である。実験考察問題に時間がかかり、受験生が苦手な分野であるため大きく得点差がついたであろう。問1はイモリの発生に関する基本的な知識があれば解けるが時間がかかる。問2・3の実験考察問題は、データが多く、実験結果と選択肢を照らし合わせ、明らかに矛盾する選択肢を除いていく作業に時間がかかり、得点差がついたであろう。問4は、胚のう内の核の数が8個であることがわかれば容易に計算できる。問5の胚乳形質の遺伝は、表2の交配1~4のすべての遺伝子型を求めねばならず、相当時間がかかるだろう。

【第3問】生物の環境応答(神経系、興奮の伝導・伝達、光発芽種子)
Aは神経系や興奮の伝導・伝達に関する知識問題、Bは光発芽種子とフィトクロムに関する知識問題と実験考察問題である。全体に易しい。問1~3は、基本的な知識問題であるが、細かい知識が要求され、得点差がついたであろう。問4は易しい知識問題である。問5・6は、標準的な実験考察問題であるが、フィトクロムに関する基本的知識がないと難しい。

【第4問】生態と環境(種間関係、攪乱)   
Aは種間関係に関する実験考察問題であり、Bは攪乱や種間関係に関する知識問題である。全体として難しく得点差がついたであろう。問1は易しいが、実験1と実験2の内容を整理して理解するのに相当時間がかかり、正答を判断しにくい。問3・4は、基本的な知識問題である。問5は、データ考察問題に見えるが、実際は中規模攪乱説の内容を知っていないと解けない知識問題である。

【第5問】生物の進化と系統(地質年代と生物、分子系統樹、集団遺伝)
Aは地質年代と生物に関する知識問題と分子系統樹に関するデータ考察問題、Bは集団遺伝に関する計算問題と知識問題である。全体としては易しめであるが、知識問題でやや細かい知識が要求され、得点差がついたであろう。問1は、標準的な知識問題であるが、受験生が苦手な分野でもあり、得点差がついたであろう。問2は、与えられたデータがわかりやすく、易しい。問3は、選択肢がわかりやすく、基本的な知識問題である。問4は、集団遺伝の計算問題であるが、基本的で易しい。問5・6はハーディ・ワインベルグの法則に関する基本的な知識があれば、容易に解ける。

【第6問】密度勾配遠心法と細胞小器官(DNAの複製、細胞小器官のはたらき)
DNAの半保存的複製、細胞小器官のはたらきに関する複合問題である。知識問題が中心であるが、やや難しい。問1は、メセルソンとスタールの実験の内容を知っていないと時間がかかり難しい。問2は、文章の内容を整理するのに時間がかかり、かつ細かい知識が要求され、得点差がついたであろう。

【第7問】海岸の生物観察(分類、行動、発生)
海岸の生物観察を題材に、会話形式で出題した生物の分類、行動、発生に関する複合問題である。前文はセンター試験はじまって以来の会話形式であるが、下線部さえ読めばまったく問題なく解答できるであろう。問1~3のすべてが、基本的な知識問題であり、易しい。

◆学習アドバイス

◆センター試験について
センター試験生物では、大問6題を試験時間60分という限られた時間で解答することになります。この6題の大問は、教科書の「生命現象と物質」・「生殖と発生」・「生物の環境応答」・「生物と環境」・「生物の進化と系統」の5つの単元からまんべんなく出題されます。つまり、センター試験は、教科書全体から幅広く出題されます。気になる難易度ですが、センター試験は平均得点率が60%になるように作られています。年度や大問によって難易に差はあります。問題の内容ですが、約半分程度は基本的な知識問題です。これは、教科書で学習する用語をしっかりと覚え、教科書に載っている実験内容と結論をきちんと整理していれば容易に解ける問題です。ただし、かなり詳細な知識が要求されることもあるので、細かいところまでしっかりと覚えておく必要があります。これを怠ると高得点は望めません。残りは、実験考察問題や計算問題です。よく「生物は暗記科目」と思われがちですが、センター試験は教科書の基本的な知識を土台にした実験考察問題が出題されます。これらはまず、問題文を読みこなし、データを解析して、正しい解答を導き出す能力が必要になりますが、一朝一夕で身につくものではなく、周到な準備が必要です。さらに、センター試験では、実験結果を見ただけでは何の結論も得られない実験考察問題が出題されることがあります。このような問題は、実験結果と選択肢を照らし合わせて正解を導きださねばなりません。また、計算問題は、数学と同様に、たくさんの演習を行うことで処理速度が上がっていきます。計算問題に時間をとられなければ、他の実験考察問題に時間をつかうことができるので、高得点が狙えます。

◆模試を活用しよう!
まずは、教科書の基本的な内容をしっかり学習し、「全国統一高校生テスト」を含めて年間6回実施する東進のセンター試験本番レベル模試を積極的に受けてセンター試験の形式や時間配分にも慣れ、学習の成果を確認していきましょう。