【センター速報】現代社会学習分析+アドバイス | 東進ハイスクールJR奈良駅前校|奈良県

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2018年 1月 14日 【センター速報】現代社会学習分析+アドバイス

◆設問別分析

【第1問】地域活性化と経済社会
リード文は、昨年に引き続きボランティアなど近年重視される内容を織り交ぜたもので、地域活性化をテーマとしたものであった。設問は、経済分野を中心とした出題である。企業や労働者に関する制度や経済社会に関する理論的事項だけでなく、地域振興や地方自治に関する内容をも総合的に問う内容であった。全体の出題傾向およびレベルとしては、理論的事項をオーソドックスに問うていて、理論的事項の確実な理解が必要となっている。問8では資料読解問題があったが、特別の知識は必要ない。

【第2問】議会と民主政治制度
リード文は2016年の参議院選挙を素材にしており、18歳選挙権および主権者教育について取り上げている。議会や選挙などの民主政治制度に関して、日本だけでなくアメリカの政治制度、国会議員および地方議員などの観点から出題された。一定の学習を積んだ受験生にとっては実力を発揮しやすい設問内容であり、点を取りこぼさないことが求められているといえる。問4で昨年出題がなかった青年期に関する要素を含んだ出題があった。

【第3問】データと現代社会の諸問題
データ活用に関するリード文から、現代社会に存在するさまざまな問題についての内容を環境、資源などを軸として総合的に出題された。出題範囲が広いが、戸惑わずに選択肢を検討できる知識、およびセンター試験の出題傾向への慣れがあったかどうかが問われる内容となっている。問2では昨年の第4問問3同様、法的論理に基づく思考能力を試す出題となっているが、素直な読解で分類できる内容であった。問4は昨年に続いて、世界遺産について、写真を掲載して尋ねる出題形式であった。問6では資料読解問題が出題されたが、特別の知識は必要なく、資料を読み取ることで解答できる。問8で昨年第1問問8同様、リード文全体の内容を確認させる出題があったが、組合せ形式が適用されたため若干難易度が上がっている。

【第4問】ロボット技術の進歩と人間の精神
ロボット技術の進歩と問題点をテーマにして、コミュニケーションや価値観といった切り口から倫理的事項を中心に尋ねた設問。ただし問2は日本の高齢者向け社会保障制度に関する出題であった。また問3は課題追究学習についての出題である。

【第5問】新自由主義と社会への影響
新自由主義の考え方とその影響というテーマのもと、経済分野について尋ねた大問である。時事的要素はなく、理論的事項が理解できているかがどうかが問われており手ごわい大問となっている。問3は2013年以来の比較生産費説に関する出題で、計算をしたうえで選択肢を吟味する必要があったため、若干時間がかかった受験生がいたことが想定される。

【第6問】地域環境問題と各国の取り組み
国際的な温暖化対策への各国の取り組みをテーマとして、環境を中心とした国際社会の理論的事項を中心に出題されている内容であった。問3はパリ協定に関する出題であるが、与えられた資料を基に計算すれば解答できる。

◆学習アドバイス
センター試験の現代社会は、よく一般常識で対応できるという印象を持たれています。以前は確かに、新聞を漠然と読んでいるだけで得られる常識レベルで判断できる設問も存在しましたが、ここ数年は常識で解ける設問や時事的知識のみで解ける設問がほぼなくなり、着実な学習成果を試される科目となっています。つまりセンター試験の現代社会は、さまざまな観点・分野から法律や制度の内容や確立の背景・流れを問う問題や第5問のように経済分野の理論を問う典型的な問題が出題されていて、その難度も上がっています。その傾向は今後も続くものと考えられます。
センター試験では限られた時間内で、正確に解答する力を求められます。今後の1年でただ暗記をするのではなく、正確な理解をしていく学習をしなければ、試験本番で対応することは困難となっています。そのためにも、「教科書やテキストの学習」「センター試験の過去問を解く」「時事への対応」の3本柱が必要となってきます。現代社会を得意科目にすることで幅広い常識が養われ、他の科目はもちろん、推薦、AO入試を含めた、小論文などにも通用する学力を育成することができます。
教科書やテキストの学習
現代社会に限らず、公民科目で最も危険なのは、時事的事項の名称だけをなんとなくニュースで見聞きして「知っている」気分になり、その背景や理論、歴史を知らないために選択肢で「知っている」単語に惑わされて正解にたどりつけない、という状態で本番を迎えてしまうことです。たとえば、第3問の問4を解く際に、「世界遺産」という単語だけ知っていてイメージだけで判断しようとしてもセンター試験では役に立たず、その現状や背景・制度を理解していて初めて試験に対応できるのです。
「知っている」つもりになっている単語に関して、この理解を深めていくためには、今後試験本番までに、1日1項目でもまず教科書・テキストにあたるしかありません。単にセンター試験への対策をするのではなく、常識力養成のための基礎力増強トレーニング、というぐらいの気持ちで勉強を開始してみてください。情報インプットとして『現社ハンドブック』(東進ブックス)を徹底して学習し、制度・しくみの定義はもちろん、その存在理由、問題点、対策をしっかり読み取ることが有効です。その上で、アウトプットとして『センター現社一問一答』(東進ブックス)でトレーニングを行い、実戦問題集として『現代社会問題集』(東進ブックス)で実戦感覚を養うとよいでしょう。
過去問を解く
センター試験の現代社会では、知識がなくても対応できる統計問題などが出題されます。しかし第6問の問3であった,選択肢を検討する際に計算が必要な設問など、特殊な設問形式への対応を短時間で行わなくてはなりません。また第4問問3は、どれだけセンター試験の課題追究学習に関する問題に慣れているかが得点に直結する問題でした。過去問でセンター試験のレベルや形式に慣れておきましょう。また、模試を受けることにより弱点の把握なども行え、学習がより効率化できます。
時事問題への対応
時事的事項に日々接することで学習が進みます。知らないことが出たら教科書や資料集にすぐあたって、理論的事項と結び付ける学習姿勢が大切です。『現代社会の最新時事』、『現代社会資料集』などにも触れておくことで、幅広い学力が養成できます。国際分野は地図やホームページも参照するなどの工夫をして、特にその理論的背景を意識して学習しましょう。

東進のセンター試験本番レベル模試は、年間のカリキュラムでセンター試験と同一レベル・同一形式の問題演習を繰りかえします。積極的に受験して、自らの学習進度を測る物差しとしてください。

 

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