【センター速報】物理分析+アドバイス | 東進ハイスクールJR奈良駅前校|奈良県

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2017年 1月 15日 【センター速報】物理分析+アドバイス

◆設問別分析

 

【第1問】小問集合
問1では、衝突直前・直後での運動量保存則の式を立てて考えればよい。
問2では、力のモーメントのつりあいの式は、端Aのまわりについて考える。
問3では、等電位線の図と混同しないようにして選択する。
問4では、イはレンズの式でfが一定のとき、aが大きくなるとbがどう変化するかを考える。
問5では、ウは音速と温度の関係、エは屈折の法則を用いて考える。


【第2問】電磁気
Aは平行板コンデンサーへの金属板挿入についての出題である。
問1では、極板間に金属板を挿入することで静電誘導が生じ、金属板内部の電場が打ち消されて等電位になることを利用してグラフを選択する。

問2では、極板間に金属板を挿入すると、金属板の厚さの分だけ極板間距離が短くなったと考えられることを利用する。

Bはコイルを貫く一様な磁場が時間変化する場合の電磁誘導とダイオードによる整流作用からの出題である。
問3では、コイルを貫く磁場が変化したとき、誘導起電力が生じることから考える。
問4は、ダイオードが左から右に向かってのみ電流を流すことに注意して、コイルを貫く磁束の時間変化から求める。


【第3問】波動・熱力学
Aはくさび型薄膜による光の干渉に関する問題である。
問1では、ガラス板Bの上面で反射する光の位相が反転することに注意して、光の干渉の式を立てる。
問2では、アはガラス板Bの上面とガラス板Aの下面で反射するとき、それぞれ光の位相が反転することから考え、イは液体を満たしたときの光の波長がどう変化するかから考える。

Bは単原子分子理想気体の状態変化の問題である。
問3では、単原子分子理想気体の内部エネルギーの式から考える。
問4では、状態A、Bでボイル・シャルルの法則を適用する。
問5では、気体の内部エネルギーの変化量と気体がされた仕事をnRT0で表し、熱力学第1法則から求める。または、定積モル比熱から考えてもよい。


【第4問】力学
Aは円錐面内での小物体の運動の問題であった。
問1では、軸を含む円錐の断面を考えて、斜面上の等加速度運動として求める。
問2は鉛直方向の力のつりあいの式と、軸に垂直な断面における円運動方程式をたて、半径を求める。
問3では、力学的エネルギー保存則を使って考えると簡単に求めることが出来る。

Bは慣性系と非慣性系での滑車に取り付けられた物体の運動の問題であった。
問4では、2物体の運動方程式を立てて糸の張力の大きさTを求める。
問5では、慣性力を考えて糸の張力を求め、同じ大きさの張力でばねが引かれていることから求める。


【第5問(選択)】波動
ドップラー効果に関する問題である。
問1では、運動する観測者からは、みかけの音速は変化するが波長は変化しない。
問2では、音源が動く場合には、波長が短くなることに注意したい。
問3では、まず反射板を観測者として考え、次に反射板を音源と考える。


【第6問(選択)】原子
放射線と原子核反応に関する問題である。
問1では、放射線の性質と単位について理解できているかどうかで差がつく。
問2では、質量欠損と質量とエネルギーの等価性から求める。
問3では、反応前後の電荷(原子番号)と質量数の保存、および結合エネルギーの差から求める。

 

 

◆学習アドバイス

 

 ◆センター試験物理の特徴
2015年から始まった現行課程におけるセンター試験では、「力学」「波」「電磁気」「熱とエネルギー」の基礎を学ぶ「物理基礎」、それらの発展事項に加え「原子」分野を学ぶ「物理」から出題されます。本番では、各自の志望等に合わせて「物理基礎」「物理」いずれかを、他科目と組み合わせて受験することになります。センター試験の形式は選択肢から正解を選ぶマークシート方式ですが、数式、数値の計算だけでなく、短文の正誤を選ぶもの、正しい図やグラフを選ぶものなど、物理現象を理解、説明する能力がさまざまな側面から問われます。このさまざまな形式の問題を、限られた時間内に正確に回答していくことが求められています。


◆センター試験対策にあたって
センター試験の物理では高等学校における基本的な内容がきちんと理解できているかどうかが問われます。したがって受験を来年に控えた新高3生の皆さんは、まず教科書の内容を習得することを目標にしてください。現在の高校での学習到達度にもよりますが、今回のセンター試験本試験であれば、今の段階でも50点くらいは取れるのではないかと思います。それから着実に時間をかけて実力を積み上げていってください。


◆基本的な考え方を身につける!
皆さんが履修している学習課程では、物理現象を式で書き表すだけでなく、実験などの探究活動を通して理解させようとする傾向が強く見られます。ですから高校ではそういった機会を大切に活用し、加えて基本的な問題集を解いていくことで基礎を確かなものにして欲しいと思います。


◆物理現象の表現法をみがく!
センター試験では図やグラフを利用させたり、短文の正誤を判断させたりといった問題が多く出る傾向にあります。これらへの対策として、普段から問題の答えだけでなくそれに関係した考察をする習慣を身につけておきましょう。具体的には変数を変えて結果を吟味する、グラフを作ってみる、用語の約束を教科書で確認する、などです。センター試験は題材が教科書に載るような有名な現象であることが多いので、こういった対策は非常に有効です。また、各分野は満遍なく出題されますから、学習分野が偏ったり、苦手分野を残したりすることは避けなくてはいけません。


◆模擬試験で腕試し!
さらには本番形式での模擬試験を通じて経験を積むことです。時間配分のコツをつかみ弱点を洗い出すには最適です。東進で実施する全6回のセンター試験本番レベル模試(全国統一高校生テストを含む)を定期的に受けることで、学習成果の確認や苦手分野等の克服に役立ちます。合格に向けて活用するとよいでしょう。