【センター速報】日本史B学習分析+アドバイス | 東進ハイスクールJR奈良駅前校|奈良県

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2018年 1月 14日 【センター速報】日本史B学習分析+アドバイス

◆設問別分析

第1問 :地域とその歴史的文化財
会話文形式が定着していたが、2016年では大学生の日記、2017年では大学生の手紙というかたちで問題文が構成される形式となった。しかし,今年は会話文が復活した。
原始・古代から現代までと出題範囲が広いのは例年通りであるが、(1)史料の読解を求める問題が出題されたこと(→問1)、(2)4つの図・写真を判断させる問題が出題されたこと(→問2)、(3)写真と地図を組み合わせた問題が出題されたこと(→問6)、が特徴として挙げられる。第1問特有の複数の時代にまたがる設問(問3・問5)が出題された。こうした設問は、時代観を養っておかなければ対応しづらいので注意が必要である。
問2 Ⅳの地券の説明文は,判断しにくかったかもしれないが,最終センター試験本番レベル模試で図版を引用していたため,受験した人はすぐに誤文だと判断できただろう。
 問6 Xの写真(北緯50度線の境界標石)は,資料集などに掲載されている。初見であっても説明文から判断できるが,確認した経験があれば自信をもって解答できる。理解を深めるためにも副教材を活用しよう。
第2問 原始・古代の国家・社会と音楽との関係
本問の問題文でテーマの1つとされている「音楽」は,全国統一高校生テスト第1問でテーマとして取り上げていた。
第2問では、2015年度までは鹿子木荘の史料(2015年度)・「魏志」倭人伝(2014年度)・『宋書』倭国伝(2013年度)というように基本史料の引用が定番となっていた。昨年度、史料問題はみられなかったが,今年度は多くの受験生にとって初見となる大仏開眼供養の史料(『続日本紀』)が問5で引用された。
問5 Xは「文武の百官を率ゐて」から判断できる。Yは史料本文が読み取りづらかったとしても,注の「日本古来の歌舞」や「外来の歌舞」から判断できる。初見史料では注が重大なヒントとなることを知っておきたい。 
第3問 中世から近世初期までの地震とその影響
2016年度までは3年連続して近世初期までを対象とする問題が続き、昨年度は出題範囲が中世のみと変化したが,今年度は再び近世初期までを対象とするパターンに戻った。
問4  多くの受験生は,図(『大山寺縁起絵巻』)が初見だったと思われるが,この図を用いて田楽を問う設問は,全国統一高校生テストで出題していたため,同模試を受験していれば迷うことはなかっただろう。
問6 「桃山文化といえば千利休,千利休といえば侘茶」,といった単純暗記では誤文を選択できない設問となっている。侘茶とは何か,たとえば闘茶などとどこが違うのかというように,理解を優先した学習が求められている。
 第4問 近世の外交・思想・宗教
第4問での初見史料の出題は、定番となりつつある。また,空欄補充が小問2つ出題されるといったパターンも昨年と同様だった。問2は得点差が開く問題だったと思われる。
 問2 ⅡとⅢの前後関係を判断できるかがポイント。Ⅲの「西洋砲術」の演習はなぜ必要なのか,対外的な危機と結びつけて考えれば,幕末に近い時期だと判断できたはずである。なお,「亜欧堂田善」は、2001年度の第4問でも出題されている。年代整序問題は,時代や歴史の流れ、背景や因果関係なども踏まえて学習することが必要である。
問4 「諸社禰宜神主法度」は、前後の問題文を熟読することで判断可能である。もちろん消去法でも絞れるが,出題者は問題文をよく読んで判断することを求めているといってよいだろう。
問5 読解タイプの史料問題。注をよく読めば判断できる問題となっている。
第5問 幕末から明治維新にかけての軍制改革と西洋医学
日本史A(第2問)との共通問題。かつては、2013年度の「明治期の特許制度」・2014年度の「明治期の租税制度」のように、テーマ的に難易度の高いものが目立ったが、2015年度の「明治期の立法機関」、2016年度の「明治期の地方制度」、2017年度の「幕末から明治期の大坂(大阪)」に続き、比較的取り組みやすいテーマ(「軍制改革と西洋医学」)が取り上げられた。
第5問では、かつてグラフ・表を用いた設問がみられたが、昨年に続き史料や図版を用いた問題が1問も出題されなかった。また、問題文も簡潔で読みやすいため、設問数が少ない第5問は、取り組みやすくなっている。
問3 センター試験の年代整序問題は、詳細な年代を問うものはほとんどみられず、本問も論理的に考えれば正答を導ける設問となっている。江戸後期に西洋医学が日本に紹介され、やがて外国人から医学の知識・技術を吸収するようになり、日本の医学者による世界的業績がみられるようになった、と段階的に理解できれば解けただろう。
第6問 石橋湛山
2014年度では「漫画家手塚治虫」、2015年度では「作家林芙美子」というように、人物を取りあげた問題が定番となっていたが、2016年度では「オリンピック」、2017年度では「近現代の公園」がテーマとされた。今年は人物を対象とするパターンが復活したが、首相にもなり、日本史Bの教科書に掲載されている石橋湛山が取り上げられた。昨年度は表の数値を判断する設問が出題されたが、今年度は比較的読みやすい史料を用いた設問がみられたのみであったため、比較的時間に余裕をもった受験生が多かったと思われる。
問2 新婦人協会の語句を問う本問は、形式面でも第3回センター試験本番レベル模試で出題した設問と一致していたため、受験した人は有利だったと思われる。
問5 戦中・戦後の文化は盲点となりがちである。しかし、戦後の法隆寺焼損と文化財保護法の制定とを関連づけるなど、考えて記憶する学習を進めていた受験生であれば、誤文を判断するのは難しくなかっただろう。また、文化財保護法は2012年度第1問、2010年度第6問の設問文、さらに2007年度第1問の問題文でも取り上げられており、過去問演習を徹底していたならば易しい問題だと感じたはずである。
問6 軍部大臣現役武官制を取り上げた問題。こうした問題に対応するためには、「同時期に何があったか」というようなヨコの視点だけではなく、「軍部大臣現役武官制がどのように展開したのか」といったテーマ史的なタテの視点で歴史をとらえておく必要があった。
問7 昨年は第5問で大久保利通を対象として設問が出題されたが、本問では吉田茂に関する説明文の正誤判断が求められている。著名な政治家については、情報を整理しておきたい。

◆学習アドバイス

通史の学習とともに、演習も並行して進めよう!
通史の学習はインプット、演習はアウトプット的な性格をもっています。通史の学習で学んだ知識を答案に反映できるかどうかは、演習によって確かめてみるしかありません。センター試験・日本史Bで、最も多い形式である文章選択問題をみると、単純な丸暗記ではたちうちできず、真に理解できているかどうかが重要であると気づくでしょう。第1問のテーマ史は、通史を全て終えていないと取り組みづらいかもしれませんが、第2問は原始・古代、第3問は中世、というように、第2問~第6問は時代ごとに大問が構成されています。通史と演習をうまく組み合わせて学習を進めてみてください。センター試験・日本史Bには、受験生の学力を測るための、さまざまな形式の良問が並んでいます。空欄補充・年代整序・文章選択・図版や史料を用いた問題など、一定のパターンを把握しておけば、通史の学習の際にどのようなことを意識したらよいのかがみえてくるはずです。
「考えながら」覚える習慣をつけよう!
教科の性質上、日本史に暗記的要素が強いことは間違いありません。とはいえ、前述の通り、単純な暗記だけでは、知識は定着しづらく、入試問題への対応も危うくなります。日本史の学習において、最良のバイブルは教科書です。そのことを認識していても、教科書を精読する習慣を身につけている受験生はそれほど多くはありません。単純な作業のように思えてしまい、教科書を精読することが継続できないとすれば、それは、「考える」ことをしていないからだといってよいでしょう。センター試験では、限られた時間内で正確に解答する力が求められます。そのためにも、「考える」日本史学習を習慣にしていきましょう。文化史(仏像彫刻)を例にとれば、仏像彫刻を把握していく際に、(1)ほかの時代で扱う仏像彫刻と比較する、(2)写真で確認してその特徴を考える、(3)当時の仏教はどのような性格をもっていたのかを把握する、(4)政治・外交・社会など他の分野との関連性を確かめる、など複数の視点で歴史を捉えることを意識して、読み方を変えてみましょう。そうして考えてみたことを自分でノートにまとめれば、立派なサブノートができあがっていきます。
模試を有効に活用しよう!
学習の習慣をつけるのは、容易ではありません。そこで勧めたいのが模試の受験です。「センター試験本番レベル模試」は、「全国統一高校生テスト」も含めると全6回、「難関大本番レベル記述模試」と「有名大本番レベル記述模試」はそれぞれ全5回、実施されます。また、直近の東進模試では、第1回センター試験本番レベル模試(2018年2月18日実施)や、記述式の高2レベル記述模試(2018年3月11日実施)などが新高3生を対象としています。これらは、受験日本史に精通したスタッフによって作成されています。学習のペースメーカーとするためにも、これらを受験しましょう。

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