【センター速報】地学分析+アドバイス | 東進ハイスクールJR奈良駅前校|奈良県

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2017年 1月 15日 【センター速報】地学分析+アドバイス

◆設問別分析

【第1問】プレート運動・地球の重力と構造・地球の熱源
問1はプレートの動きについての基本的な出題。問2はプレートの動きと断層の種類についての基本知識を問う問題。問3は重力の緯度による変化の理解を問う問題で、容易であった。問4は地震波のシャドーゾーンの成因の理解を確認する問題。基本的な問題であった。問5は放射性同位体の種類に関する容易な問題であった。問6はグラフから半減期を読み取る問題であり、容易であった。問7は岩石の発熱量の比較に関する、基本的な問題であった。

【第2問】地球の大気組成と生物の歴史・地質図・マグマの結晶分化作用
問1はオゾン層をつくるの気体なので、酸素が正解である。問2はシルル紀の陸上生物に関する知識問題。問3は石炭紀の大森林についての知識問題。問4は地質図学の基本的で容易な問題であった。問5はマグマの種類についての基本的な出題であった。問6は有色鉱物の晶出順序と結晶構造の関係に関する基本的な出題であった。

【第3問】海面気圧の分布・地衡流
問1は亜熱帯高圧帯の知識と気圧の知識を問う問題であった。問2は季節風についての知識問題。問3は気圧についての基本的な計算問題で、容易である。問4は環流についての基本的な出題。問5は圧力傾度力と地衡流の流速の関係の理解を問う問題であった。

【第4問】太陽・銀河系と銀河
問1は太陽表面の活動の基本的な問題であった。問2は黒点についての基本知識の確認。問3はオーロラについての知識問題であった。問4は地球が受け取る太陽放射エネルギーと太陽定数の関係と同じであることを確認する基本的な出題。問5は銀河系の構造の基本。問6は銀河系についての比較的新しい知識を問う出題であった。問7は球状星団の特徴についての基本事項を問う問題であった。問8は銀河についての総合的な知識を確認する問題であった。

【第5問】(選択問題)リソスフェア・磁気圏
問1はアイソスタシーの基本的な計算問題であった。問2は地殻熱流量の分布についての基本問題。問3は海洋底の年代についての知識を問う問題であった。問4は地球磁気圏と太陽風との関係の基本を確認する問題。

【第6問】(選択問題)気温の鉛直分布・波
問1は大気の気温分布についての基本知識。問2は気温減率と乾燥空気塊の気温変化の比較に関する問題であった。問3は波長の長い波(うねり)についての理解を確認する問題。問4は波長の長い波の速度・波高と水深の関係に関する基本的な出題であった。

◆学習アドバイス

◇センター試験地学の特徴
センター試験地学が「地学基礎」と「地学」の2科目になって今回で3年目です。センター試験「地学」がどのようなものか、出題形式と内容を確認するために、問題に挑戦してみましょう。「地学基礎」についても同様に挑戦し、「地学」と「地学基礎」の違いも確認しておきましょう。「地学」の学習はこれからという人も多いでしょうが、まずはセンター試験「地学」がどのようなものか体験しておくことが大切です。そのためには、昨年度の問題にも挑戦してみましょう。
センター試験の出題範囲は教科書に限られています。センター試験で高得点を得るためには、「教科書」→「問題演習」→「教科書」という流れの学習方法を徹底して、教科書を徹底理解することが何よりも大切です。注意すべきは「地学」が暗記科目ではないということです。徹底理解には、教科書の通読から始めましょう。すでに授業を受けている場合も、あらためて教科書を通読しましょう。はじめは、理解しようとか暗記しようとか考えずに、地学の内容を概観することが大事です。地学は地球物理、プレートテクトニクス、岩石・鉱物、地質・地史、気象、天文、自然環境と範囲が多岐にわたっています。これらについてどんなことを学ぶのか、どのような図表やグラフがあるのか、大体のイメージを最初に作っておくことがその後の学習にとても役立ちます。

◇これからの学習について
教科書を通読したら、今度はできるだけ丁寧に教科書を読んでいきます。このときに大事なことは地学の各分野それぞれの論理の道筋と展開を把握することです。どのような観測や観察、実験がされて、そこからどのような考察がされているのかを理解しましょう。そのために、図・表・グラフを正確に読む力をつけていきましょう。教科書の図やグラフはセンター試験に繰り返し出題されています。図やグラフを正確に読むためにはそれを自分でノートに書いてみることが大切です。書いてみると、見ているだけでは分からなかったポイントが見えてくるはずです。教科書を読むときは用語を暗記しようとするのでなく、その用語がどのように使われているのか、その論理の道筋を理解するようにしましょう。

◇模試を活用しよう
新しい科目である「地学」にはまだ十分な量の過去問がありません。以前の「地学I」とは範囲も内容もかなり違っています。ですから、早くから多くの模試を受けることが学習を進めるうえで重要になります。2ヵ月ごとに実施される東進のセンター試験本番レベル模試は年6回で地学の出題範囲をすべてカバーしていますので、学習の進め方と学習の不足点を判定できる、とてもよい機会になります。2月のセンター試験本番レベル模試からぜひ利用してください。