【センター速報】化学学習分析+アドバイス | 東進ハイスクールJR奈良駅前校|奈良県

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2018年 1月 15日 【センター速報】化学学習分析+アドバイス

◆設問別分析

【第1問】物質の構造
問1 各単原子イオンの陽子数、中性子数、電子数が与えられ、陰イオンの質量数が最も大きいものを選ぶ問題。まずは、陰イオンを選び、その上で質量数が最大のものを選べたかがポイントであった。
問2 典型元素と遷移元素に関する正誤問題。1、2族、12~18族元素が典型元素、3~11族元素が遷移元素であることを覚えていたかがポイントであった。
問3 六方最密構造の単位格子に含まれる原子の数を答える問題。単位格子の図が与えられているため、六方最密構造の格子内の原子を数えたことがあったかどうかがポイントであった。
問4 外圧と水の沸点の関係を示すグラフを選ぶ問題。外圧と蒸気圧が一致する温度が沸点であることがわかっていれば、グラフの数か所の点を読み取ることで解答できる。
問5 質量モル濃度を表す文字式を選択する問題。モル濃度と質量パーセント濃度の変換は慣れていても、モル濃度と質量モル濃度の変換は見慣れずに、戸惑った受験者も多かったと思われる。
問6 物質の状態に関する正誤問題。過冷却の現象に気付けたかがポイントであった。
【第2問】物質の変化と平衡
問1 炭素の状態変化に関わる反応熱を求める問題。計算に必要な熱化学方程式が与えられており、熱化学の基本的な問題であった。 
問2 反応速度と生成物の生成量に関する問題。この反応は不可逆反応であること、また、Aを2倍にしてもBを増やしていない点に注目できたかがポイントであった。
問3 中和反応と電気伝導度に関する問題。aはこの中和反応で生成する塩は沈殿物であることがわかったかがポイントである。bは基本的な中和滴定の量的関係を問うものであった。
問4 メタノールを用いた燃料電池の問題。負極の反応式が与えられているため、流れた電子の物質量を求めれば、容易に解答できる。
問5 アンモニアの電離定数を、加水分解定数と水のイオン積で表す式を選択する問題。酢酸を題材にした問題は解き慣れていた受験生が多いと思われるが、アンモニアが題材で戸惑った受験者もいたかもしれない。
【第3問】無機物質
問1 身近な無機物質に関する正誤問題。ルビーやサファイアの主成分を覚えていたかがポイントであった。
問2 ハロゲンの単体に関する正誤問題。塩素を含むオキソ酸は盲点になっていた受験者も多いと思われる。
問3 2種の気体の性質に関する正誤問題。まずは、気体A、Bを正しく同定できたかが重要である。その上で、その気体の性質に関する知識を必要とする、やや解きにくい問題であった。
問4 与えられた記述から2種の元素を選択する問題。元素アはリンの同素体に関する知識、イはMgとCaの性質の違いを覚えていれば解答できる。
問5 水和水を含む硫酸塩の化学式を選択する問題。見慣れない物質が題材となっており、難しかった。核物質の質量の差に注目して立式できたかがポイントであった。
【第4問】有機化合物
問1 分子を構成する原子数を選ぶ問題。化合物名から正しく構造式を思い浮かべられるかがポイントであった。
問2 幾何異性体が存在する化合物を化学式から選ぶ問題。実際に構造式を書いてみて、幾何異性体をもつ化合物が見つけられればよい。
問3 アセトンの性質に関する問題。ケトンはアルデヒドと異なり還元性をもたないことを知っていれば解答できる。
問4 アルコール中の不飽和結合の数を決定する問題。アルコールとナトリウムが反応するときの物質量比に注目できたかがポイントであった。
問5 アセチルサリチル酸の合成実験を題材とした問題。aはアセチルサリチル酸の合成に関する知識、bはフェノール類の検出に関する知識があれば解答できる。
【第5問】高分子化合物の性質・糖
問1 合成高分子化合物の構造と製法に関する問題。各化合物の合成法や構造をきちんと覚えられていれば容易に解答できる。
問2 高分子化合物の性質に関する知識を問う問題。ヨウ素デンプン反応を示す化合物をきちんと整理できていたかがポイントであった。
【第6問】合成高分子化合物
問1 熱硬化性樹脂に関する知識問題。熱硬化性樹脂の代表例を覚えていれば解答できる。
問2 ジカルボン酸のメチレン基の数を求める問題。高分子化合物と重合度から、繰り返し単位の式量を手際よく求めることができたかがポイントであった。
【第7問】アミノ酸・核酸
問1 タンパク質に関する知識を問う問題。タンパク質の構造や性質に関して幅広く問う問題であった。
問2 スクロース(二糖)の加水分解に関する計算問題。還元性をもつ糖ともたない糖を意識できたかがポイントであった。

 

 

◆学習アドバイス
◆はじめに
センター試験の化学は、教科書の内容を題材につくられる、基礎~標準レベルの問題で構成されています。しかし、普段の定期テストとの大きな違いは、出題範囲が膨大であるということです。センター試験の化学で高得点を取るためには、“いかに早期に一通りの分野を学習し終えるか”ということが最も重要です。基礎~標準レベルの問題で構成されているとはいえ、広範囲の問題を解き慣れるには時間が必要です。教科書レベルの内容は、なるべく早期に学習し終えましょう。
◆センター試験化学の特徴
センター試験では、単に知識を問う問題だけではなく、その場でよく考えないと正解が導き出せないような問題も多く出題されます。普段から丸暗記中心のような表面的な学習だけでなく、各分野の根本的な部分を理解しながら学習を進めるようにしましょう。また、過去に出題された問題と類似した問題が出題されることも、センター試験の化学の特徴です。本番に挑む前には、十分な過去問演習を積んでおきましょう。
◆まずは理論化学の徹底理解を!
化学の学習を進めていく上で、理論化学の分野をしっかりと理解することがとても大切です。なぜなら、その後に学習する無機化学や有機化学の学習は、理論化学で学んだことが土台となるからです。理論化学がしっかりと理解できていれば、無機化学や有機化学の学習もスムーズに進めることができます。
◆高3の夏までに全範囲を終わらせよう!
皆さんに、ぜひ、目標にしてもらいたいのが、高3の夏までには、教科書レベルの内容を一通り学習し終えるということです。先ほども述べたように、センター試験の化学では、“いかに早期に一通りの分野を学習し終えるか”がカギとなります。その期限を高3夏に設定しましょう。そのために、塾・予備校や参考書なども利用し、今から計画的に学習を進めましょう。
◆模試を活用しよう!
実際に行われたセンター試験の問題をもとに、出題内容や問題レベルを分析して作られる東進の「センター試験本番レベル模試」は、全国統一高校生テストを含めて年間6回実施されます。これらの模試を活用することで、問題の出題傾向を把握し、現状で自分に足りていない部分を把握することができます。上手に模試を活用し、来年の本番に向けて十分な対策を行いましょう。

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